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【どこで買える?】至高のCONTAX Planar 50mm f1.4 MMJデッドストック購入ガイド

岩本雄二

岩本雄二

オーナーの岩本雄二です。 2011年3月に古物商として起業し、10年以上実店舗を運営してきました。
現在は無店舗型古物商として活動しています。

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こんにちは。【ブランドアンティーク弁天堂】、オーナーの「岩本雄二」です。

CONTAXのPlanarで50mmのf1.4のMMJのデッドストックはどこで買えるのか、ずっと探し求めている方も多いのではないでしょうか。

カール・ツァイスの歴史やパウル・ルドルフの設計にロマンを感じつつも、AEJやMMGといった別モデルとの違いに戸惑ったり、中古品とデッドストックの価値の違いや、買取価格と販売価格が示す市場の事実に驚くこともあるかと思います。

また、偽装品や偽造品が市場に流通する危険性や悪質サイトを見抜く方法がわからず、楽天市場等の大手ECモールでの限界を感じたり、フリマアプリ等の個人間取引のリスクに不安を覚えたりして、なかなか購入に踏み切れないですよね。

この記事では、そんなオールドレンズファンが安全に最高の一本を手に入れるための具体的なヒントをまとめました。

この記事のポイント

  • モデル名や設計者に関するよくある歴史的な誤解の解消
  • 中古品と完全未使用のデッドストックの明確な価値の違い
  • 巧妙化する偽装品や悪質詐欺サイトを見抜くための防衛策
  • リスクを抑えて安全に希少なレンズを購入する実践的なルート

CONTAX Planar 50mm f1.4 MMJとはどんなレンズ?

初心者向け:CONTAX Planar 50mm f1.4 MMJとはどんなレンズ?
イメージ:ブランドアンティーク弁天堂

専門的な市場や価格のお話に入る前に、そもそも「CONTAX Planar 50mm F1.4 MMJ」とは一体どのようなレンズなのか、オールドレンズに初めて触れる方に向けて分かりやすく解説しておきますね。

イメージ:ブランドアンティーク弁天堂

このレンズは、ドイツの誇る名門光学機器メーカー「カール・ツァイス(Carl Zeiss)」と、日本のカメラメーカー「ヤシカ」が強力なタッグを組んで生み出した、まさに日独合作の結晶とも言えるオールドレンズです。数あるオールドレンズの世界においても「王道中の王道」と称されるほどの銘玉として広く知られており、これからオールドレンズを始めたいという方にも非常に人気が高い一本です。

その最大の特徴は、F1.4という非常に明るい開放F値がもたらす「とろけるような美しいボケ」と、ピントが合った被写体が背景から鮮明に浮かび上がるような「圧倒的な立体感」にあります。

例えば、現代の最新デジタルレンズは隅々までカリカリにシャープに写るように設計されていますが、このPlanarは空気感や温度感まで写し取るような、現代のレンズにはない独特の魅力を持っています。

その結果、多くの写真家やカメラ愛好家を今なお虜にし続けているわけですね。

レンズの基本的な仕様については、以下の表にまとめてみました。

項目仕様データ
焦点距離50mm(人間の視野に近い標準レンズ)
開放F値F1.4(非常に明るい)
最短撮影距離0.45m
絞り羽根枚数6枚
フィルター径55mm
マウント形状Y/C(ヤシカコンタックス)マウント

また、このレンズには製造された年代や仕様によって、「AEJ」や「MMJ」といったいくつかの種類が存在します。しかし、あなたが求めている「MMJ」を見分ける決定的なポイントがあります。

それは、レンズの絞りリングに刻まれている最小絞り値の「16」という数字が、「緑色」でペイントされていることです。

イメージ:ブランドアンティーク弁天堂

【要点】なぜMMJが選ばれるのか?
前期型のAEJなどでは、F2からF2.8あたりに少し絞り込んだ際、ボケの形が手裏剣のようにギザギザになる「手裏剣ボケ」と呼ばれる現象が発生することがあります。しかし、後期型であるMMJはその絞り羽根の機構がしっかりと改良されており、より自然で滑らかな円形に近いボケ味を楽しめます。オールドレンズらしいクセを求めるならAEJも面白いですが、より美しく自然な描写を求める方には、このMMJモデルが強く推奨されるのですね。

CONTAX Planar 50mm f1.4 MMJデッドストックどこで買える?

CONTAX Planar 50mm f1.4 MMJデッドストックどこで買える?
イメージ:ブランドアンティーク弁天堂

伝説的なオールドレンズを探す旅は、まずそのレンズの正しい生い立ちや、市場における価値の仕組みを深く理解することから始まりますね。ヴィンテージレンズの世界は、インターネット上の情報が錯綜しており、真実と単なる噂が混ざり合ってしまっていることが少なくありません。

ここでは、モデルによる仕様の違いや価格の裏側について、長年オールドレンズやアンティーク品と向き合ってきた私の経験も交えながら、徹底的に深掘りしていきましょう。

カール・ツァイスという名称の誤解

この「Planar 50mm f1.4 MMJ」というレンズを探していると、関連キーワードやネット上の記事で必ずと言っていいほど「カール・ツァイス(Carl Zeiss)」という名前に出会うはずです。

彼は19世紀に活躍し、顕微鏡などの光学機器の基礎を築き上げた近代光学の祖とも言える偉大な人物ですね。ですが、ここで一つ、冷静に歴史を振り返り、注意しておきたいことがあります。

それは、カール・ツァイス本人がこのY/Cマウントのレンズを直接設計や製造したわけではないということです。

例えば、カール・ツァイス本人は1816年に生まれ、1888年にこの世を去っています。一方で、私たちが現在追い求めているヤシカ・コンタックス(Y/C)マウントのPlanar 50mm F1.4が登場したのは、彼が没してからおよそ1世紀も後の1970年代から1980年代にかけてのことです。

物理的に考えても、1980年代以降に登場したMMJモデルを彼が作れるはずもありませんよね。

しかし、なぜ今でもこれほどまでに「カール・ツァイス」という名前が強調されるのでしょうか。

それは、この名称が彼の遺志と徹底した品質至上主義を受け継いだ「カール・ツァイス財団」というグローバルなブランド名としての意味合いを強く持っているからです。

財団の厳しい品質基準を満たした製品のみに「Zeiss」の銘が刻まれるという事実は、現代の私たちにとっても絶大な信頼の証となっています。

名前の持つ歴史的なロマンに惹かれるのは私も同じですが、歴史上の人物そのものと、現代の工業製品・ブランド名としての成り立ちは、冷静に切り分けて考えるのが大切かなと思います。

パウル・ルドルフ設計系譜との違い

もう一人、このレンズを語る上でよくサジェストされる名前に「パウル・ルドルフ(Paul Rudolph)」がありますね。彼はカール・ツァイス財団において、1896年に初代Planar(プラナー)の光学系を設計した天才的な物理学者であり光学設計者です。

彼の設計したガウス型の発展系は、当時としては画期的なまでに像面湾曲(ピント面が平らにならない現象)を良好に補正できるものでした。

しかし、彼が作った19世紀の初代プラナーと、私たちが求めている1980年代のMMJモデルが全く同じものかというと、そうではありません。

【豆知識】Planarの不遇の時代と復活のロマン
パウル・ルドルフが設計した初代Planarは、レンズの構成枚数が多く、空気と接する面(反射面)が多いという特徴がありました。コーティング技術が存在しなかった当時、反射面が多いレンズは光の乱反射(フレアやゴースト)を引き起こしやすく、コントラストが極端に低下してしまうという弱点があったのです。その結果、Planarは一時期、構成枚数が少なく抜けの良い「Tessar(テッサー)」などに主役の座を譲らざるを得ませんでした。

その後、時代は流れ、カール・ツァイスが光の反射を極限まで抑える画期的な「T*(ティースター)マルチコーティング」を開発したことで、Planarは劇的な復活を遂げます。

私たちが探している「MMJモデル」は、ルドルフの基本理念を下敷きにしつつも、後進の優れた設計者たちが最新のコンピューター・レイトレーシング技術と、このT*マルチコーティング技術を駆使して再計算と改良を重ねた結果生み出された、現代的な工業製品なのです。

偉大な設計の系譜に連なるレンズであることは間違いありません。しかし、コーティングすら存在しなかった時代の大型カメラ用設計と、日本の緻密な製造技術が融合した現代の結晶であるMMJを同一視してしまうと、レンズが持つ本当のポテンシャルを見誤ってしまうかもしれませんね。

AEJやMMG等の別モデルとの差異

CONTAXの50mm f1.4を探していると、「AEJ」や「MMG」「AEG」といった、パッと見では違いが分かりにくいアルファベットの羅列に出くわして混乱したことはありませんか?これらはすべて「CONTAX Planar 50mm F1.4」の派生モデルなのですが、市場価値も、写りの特徴も全くの別物です。ここを間違えてしまうと大変なことになります。

まず、私たちが探している「MMJ」というモデルについて詳しく解説します。MMJとは「Multi-Mode Japan」の略称です。

CONTAXのカメラボディが進化し、シャッター速度優先AEやプログラムAEといった「マルチモード」での自動露出に対応するため、絞り連動ピンの機構が改良された後期モデルを指します。

外観上の最も分かりやすい特徴は、絞りリングにある最小絞り値の「16」という数字が緑色でペイントされている点です。そして末尾の「J」は、日本の富岡光学(のちの京セラオプテック)で製造された「Japan(日本製)」であることを意味しています。

【要点】手裏剣ボケか、円形ボケか
前期型である「AEJ(Auto-Exposure Japan)」と、後期型である「MMJ」の最大の違いは、ボケの形状に現れます。前期型のAEJは、F2からF2.8あたりに絞り込んだ際、絞り羽根の形状が手裏剣のようなギザギザの形になる「手裏剣ボケ」という独特の描写特性を持っています。これに対して後期型のMMJは、絞り機構が見直され、より自然で滑らかな円形に近いボケ味を楽しめるように改良されています。

また、末尾が「G」のモデル(AEGやMMG)は、「Germany(西ドイツ製)」であることを示しています。コレクター市場においては、この製造国の違いによっても希少価値が大きく変動します。

名前が似ているからといって、「AEJでもいいかな」と妥協してしまうと、いざ撮影したときに「欲しかった滑らかなボケ味と違う」と後悔することになりかねません。

あなたが求めるのは最新の機構と美しい円形ボケを備えた「MMJ」なのか、それともオールドレンズらしさ全開の「AEJ」なのか、しっかりと見極める必要がありますね。

中古品とデッドストックの価値の違い

中古品とデッドストックの価値の違い
イメージ:ブランドアンティーク弁天堂

ここで、今回の検索クエリの核心でもある「デッドストック」という言葉の重みと、その対義語である「中古品」との決定的な違いについて、もう一度厳密に整理しておきましょう。

カメラ市場において「中古品」と呼ばれるものは、新品として製造・出荷された後、一度でも一般の消費者の手に渡り、所有権が移行した物品を指します。

たとえ前の持ち主が購入後に一度だけカメラに装着し、その後はずっと防湿庫で大切に保管していて、外観に一切の傷やスレがない「新品同様・ミントコンディション」であったとしても、法学的・市場流通的な観点からは厳格に「中古品」として分類されます。

中古品は、内部の光学系に微細なチリやホコリが混入していたり、経年劣化によるカビやクモリ、ピントを合わせるヘリコイドのグリスが劣化しているリスクを常に抱えています。

これに対してデッドストック、あるいはカメラ業界でよく使われる「NOS(New Old Stock:新古品・未使用長期保管品)」という状態は、製造から数十年が経過しているにもかかわらず、一度も一般消費者の手に渡って実用されたことのない、完全な新品・未開封・未使用の状態で保管されていた個体を指します。

CONTAX(ヤシカ・京セラ)のカメラ事業の歴史を振り返ると、非常に重要な事実があります。京セラ株式会社は、市場競争の激化などに伴い、2005年度をもってカメラ事業から事実上撤退しているのです。(出典:京セラ株式会社 有価証券報告書(2006年提出)
事業が終了している以上、メーカーから新たに「新製品」が供給されることは物理的に100%あり得ません。

そんな中、当時の緩衝材やビニール袋が手付かずのまま、未記入の保証書と共に空調管理された環境で奇跡的に残っていたデッドストックは、もはや単なる実用品の枠を超え、骨董的・資料的プレミアムを持つ文化遺産レベルの宝物と言えるでしょう。

この圧倒的な稀少性が、価格に大きな乖離を生み出すのです。

買取価格と販売価格が示す市場の事実

市場の適正価格を正確に知ることは、安全な買い物をするための第一歩であり、最大の自衛手段でもあります。金額という数字だけが独り歩きしてしまうと、相場を見誤ってしまいます。

そこで、業者間で取引される「買取価格(仕入れ価格)」と、店頭に並ぶ「販売価格」の構造について、事実データをもとに解説しましょう。

レンズモデル名称参考買取相場(一般的な中古品)特徴・仕様の違い
Planar 50mm F1.4 AEJ約18,000円 〜 20,000円前期型・日本製・手裏剣ボケ
Planar 50mm F1.4 MMJ約30,000円後期型・日本製・円形絞り・マルチモード対応
Planar 85mm F1.4 MMJ約40,000円(参考)同シリーズの中望遠レンズ

この表から読み取れる確固たる事実として、同じ「Planar 50mm F1.4」であっても、前期型のAEJと後期型のMMJでは、業者の買取価格の時点ですでに約1.5倍の明確な格差が存在していることがわかります。

MMJの買取相場が約30,000円であるということは、古物商がこれを買い取り、専門の技術者による整備・清掃(オーバーホール)を行い、店舗の維持費や適正な利益率を上乗せして市場に再供給する際、「販売価格」は概ね45,000円から60,000円程度になるのが自然な市場原理です。

しかし、ここで注意していただきたいのは、この価格はあくまで「使用感のある一般的な中古品」を前提とした相場だということです。

もし、完全に未使用の「デッドストック品」が査定に持ち込まれた場合、業者の買取価格は通常の中古相場を大きく逸脱し、特別査定が適用されます。

その結果、デッドストック品の店頭販売価格は、当時のメーカー希望小売価格をも優に超え、場合によっては10万円から数十万円という凄まじいプレミア価格で取引されるのが現実ですね。

中古品と新品未使用品では、価格が形成されるメカニズムそのものが全く異なるという事実を、深く認識しておく必要があります。

安全なCONTAX Planar 50mm f1.4 MMJデッドストックどこで買えるか

安全なCONTAX Planar 50mm f1.4 MMJデッドストックどこで買えるか
イメージ:ブランドアンティーク弁天堂

さて、ここまでの解説で、レンズの歴史や仕様の違い、そして市場価格の裏側といった「知識武装」が完了したかと思います。

いよいよここからは実践編です。圧倒的な希少価値と高額なプレミアムを持つデッドストックだからこそ、偽物や悪質な詐欺のターゲットになりやすいのもまた事実です。

具体的な購入ルートごとのメリットと、絶対に避けるべき危険な罠について、詳しくお話ししていきましょう。

偽装品や偽造品が市場に流通する危険

CONTAX Planar 50mm F1.4 MMJは、その卓越した光学性能ととろけるような美しいボケ味から、世界中のオールドレンズ愛好家から絶大な人気を誇っています。需要が高いということは、それだけ悪意のある業者が暗躍しやすい土壌があるということです。

高度なT*コーティングや精緻な光学ガラスを、町工場レベルの設備でゼロから完全にコピーして製造することは技術的ハードルが高いため、完全な偽物がゼロから作られるケースは限定的です。

しかし、私たちが本当に警戒すべきは、巧妙に作られた偽装品の存在です。

【注意】ニコイチ・サンコイチと呼ばれるフランケンシュタイン・レンズの恐怖
最も悪質な手口の一つが、部品のすり替えです。前述した通り、相場の安いAEJ(買取約1.8万円)と高価なMMJ(買取約3万円)では価格に差があります。この利ざやを不当に得るため、カビやクモリで使い物にならないジャンク品のMMJの外装に、安価な他社製レンズやAEJの光学系を無理やり詰め込んだり、単なるAEJのレンズの最小絞り値『16』の文字だけを、MMJの特徴である「緑色」に精巧に塗り直して、高価なMMJとして偽って販売するケースが存在します。

素人の目では、マウント部の微細な形状の違いや、シリアルナンバーの刻印の深さ・フォントの違い、そしてT*コーティング特有の複雑な反射光(単なる紫色ではなく、赤紫色からアンバー系に及ぶ奥深い色彩)を見抜くのは至難の業です。

「安かったから」と飛びついた結果、中身が全くの別物だったという悲劇は決して珍しい話ではないのです。

悪質サイトや詐欺の温床を見抜く方法

偽装品以上に、現代のeコマース市場において深刻な問題となっているのが、架空のオンラインショップを利用した金銭詐取(詐欺)行為です。

インターネットで検索していると、ふと見つけたサイトに「CONTAX Planar 50mm F1.4 MMJ デッドストック 新品同様・未開封」と魅力的な言葉が並んでいることがあるかもしれません。

しかし、その販売価格が数千円から1万〜2万円台といった常識外れの低価格に設定されていた場合、それは極めて危険な詐欺サイトだと即座に判断してよいでしょう。

先ほどの市場分析で解説した通り、使用感のある通常の中古品(MMJ)の買取価格でさえ約30,000円です。完全未使用のデッドストック品が、中古の買取相場の半額以下で販売されるなんてことは、経済学の観点から100%あり得ません。

悪質サイトを見抜くためのチェックポイント

  • 相場を無視した異常な値引き(定価の80%オフや、タイムセールで数千円など)
  • 商品説明や利用規約の日本語が不自然で、見たことのない漢字(中華フォント)が混ざっている
  • 決済方法がクレジットカードや代金引換に対応しておらず「銀行振込のみ」に限定されている
  • 振込先の口座名義が法人ではなく個人名義(特に外国人名義)である
  • 特定商取引法に基づく表記が存在しない、あるいは記載された住所をGoogleマップ等で調べると、架空の空き地や無関係の一般住宅になっている

「希少なデッドストックが信じられないほど安く買えるかもしれない」という人間の射幸心や心理的な隙を突くのが詐欺の手口です。

相場を知ることは、最高の自衛手段になりますね。

楽天市場等の大手ECモールでの限界

「それなら、どこで買えば安全なのか?」と考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは楽天市場やYahoo!ショッピングといった、国内最大級の大手ECプラットフォームかもしれません。

実際、これらのプラットフォームに出店しているのは、事前の厳格な審査を通過し、本人確認も済ませた実在する法人が大半です。

そのため、お金だけを振り込ませて商品を送ってこないような架空の詐欺サイトに遭遇するリスクはほぼゼロに抑えられます。店舗の評価やレビューも確認できるので、安心感は非常に高いと言えます。

しかし、大手ECモールで「CONTAX Planar 50mm F1.4 MMJ デッドストック」を探すことには、大きな限界が伴います。実際に検索してみると、数十件から百件以上の商品がヒットしますが、その内訳を一つ一つ確認していくと、その大部分は「実用されてきた通常の中古品」です。

この膨大なリストの中から、①Y/Cマウントであり、②マルチモード対応の日本製のMMJであり、かつ③一度も使用されたことのない「デッドストック(未使用品)」である、という極めて厳しい3つの条件をすべて満たす個体を探し出すのは、砂漠の中から一粒の砂金を探すような途方もない作業になります。

さらに言えば、もし奇跡的に真のデッドストックが出品されたとしても、世界中のコレクターや転売業者が「新着アラート」を設定して24時間体制で市場を監視しています。

そのため、出品された瞬間に即座に買われてしまい、一般のオールドレンズファンが巡り会える可能性は極めて低いのが現実かなと思います。

ヴィンテージカメラ専門店の独自保証

ヴィンテージカメラ専門店の独自保証
イメージ:ブランドアンティーク弁天堂

私が最もおすすめしたい、確実で安全にデッドストック品を入手するルートは、銀座や新宿、中野などに実店舗を構える、長年の販売実績と強固な信用を持つ老舗のヴィンテージカメラ・オールドレンズ専門店を利用することです。

【要点】プロの目利きと独自の保証という「安心」を買う
名門と呼ばれる専門店には、何十年もオールドレンズを見続けてきた熟練の鑑定士と、専属の光学機器修理技術者が在籍しています。

彼らは、持ち込まれたレンズが真正のMMJであるか、ニコイチ等で作られた巧妙な偽装品でないか、そして過去に一度でもカメラに装着されて実用された痕跡がない「真のデッドストック(NOS)」であるかを、プロフェッショナルの眼と専門機材を用いて厳密に鑑定します。

こうした専門店で「未使用品・デッドストック」としてショーケースに並べられている個体には、その真贋と状態を企業として保証する「店舗独自の保証書」が付属するのが一般的です。

偽造品や、内部の接着剤が劣化しているような粗悪品を誤って購入するリスクを、組織の力で完全に排除してくれているわけです。

もちろん、市場の希少価値(プレミアム)と専門店の鑑定費用・維持費が反映されるため、販売価格は十数万円など非常に高額になるでしょう。

しかし、安全性と品質の担保という観点からは、これ以上信頼できる購買ルートはありません。もし現在店頭に希望の品がなくても、「入荷したら優先的に連絡してほしい」とウェイティングリスト(予約)への登録をお願いできる店舗もあります。

直接足を運び、信頼できる店員さんとリレーションシップ(関係性)を構築することこそが、一番の近道になるはずです。

フリマアプリ等の個人間取引のリスク

最後に、ヤフオク!やメルカリといった個人間取引(CtoC)プラットフォームについても触れておきましょう。

こうした場所でも、「デッドストック」「コレクションからの出品」「新品同様」といった魅力的なタイトルでCONTAX Planar 50mm F1.4 MMJが出品される事例は存在します。

専門店のような中間マージンや人件費が省かれているため、理論上は店舗価格よりも安く(あるいは相場以下の価格で)購入できるかもしれない、という誘惑があります。

しかし、真のデッドストックを求めるのであれば、このルートは極限のリスクを伴うハイリスクなギャンブルであるため、私としては強くお勧めしません。

なぜなら、出品者が「これは製造から一度も使っていない未使用品です」と主張していても、それが客観的な事実であることを証明する手立てが、個人間取引においては極めて乏しいからです。

例えば、外観の汚れを専用のクリーナーでピカピカに磨き上げただけの「綺麗な中古品」をデッドストックと偽って高値で出品しているケースもあります。また、防湿庫ではなく押し入れの奥で何十年も放置されていた結果、レンズ内部の張り合わせレンズの接着剤が劣化する「バルサム切れ」や、強い光を当てないと見えない「隠れクモリ」が発生している個体を、出品者自身の知識不足ゆえに「新品同様」として悪気なく出品しているケースも多々あります。

専門的な真贋鑑定が一切行われておらず、万が一偽物や不良品だった場合の返品交渉も困難な個人間取引において、数十万円規模に跳ね上がる可能性のあるプレミア価格を支払うことは、情報リテラシーと資産保護の観点からあまりにも危険な行為ですね。

安さを追求するのではなく、専門家の保証に対する適正な対価を支払うべきだと私は考えます。

結論、CONTAX Planar 50mm f1.4 MMJデッドストックどこで買えるか

結論として、「CONTAX Planar 50mm f1.4 MMJ デッドストック どこで買える」という皆さんの深い疑問に対する最適な答えは、単に「このURLをクリックすれば買えますよ」とか、「このチェーン店に行けばいつでも置いてありますよ」といった、お手軽な情報で完結するものではありません。

相場を大きく下回る悪質な詐欺サイトや、真贋の保証がない個人間取引の罠を、論理的な知識と市場のメカニズムへの理解をもって完全に排除すること。

そして、信頼の置けるヴィンテージカメラ専門店に足を運び、プロフェッショナルの目利きと保証という「揺るぎない安心」を、適正な価格で手に入れること。

これが最大の鍵となります。

真のデッドストック品は、スーパーマーケットに並ぶ日用品のようにいつでも買えるものではありません。それは、気長に市場の動向をモニタリングし、信頼できる専門店と良好な関係を築いて「その時」をじっと待つという、歴史的遺産の発掘作業にも似たロマンあふれる行為です。

偽造品や詐欺の甘い罠に惑わされることなく、今回お話しした相場観や定義をコンパスにして探索し続けることこそが、あなたが求める至高の一本を最も安全に、かつ確実に入手するための唯一の正道だと確信しています。

【免責事項・注意事項】
※本記事に記載している買取価格や販売価格などの数値データは、執筆時点における市場動向に基づいた一般的な目安であり、実際の市場価格や将来の価値を保証するものではありません。
※オールドレンズの真贋やコンディションの最終的な判断、および高額な取引を伴う購買の意思決定は、すべて読者様ご自身の自己責任となります。正確な店舗情報や保証内容は各販売店の公式サイトをご確認いただき、ご不安な場合や最終的な判断に迷われた際は、必ず信頼できる専門家や鑑定士にご相談ください。

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