LINEグループで誘惑する中国人詐欺女。偽物1円銀貨を押売りしようとするその手口とは
LINEグループに参加しているメンバーには言葉巧みに男性を誘惑し、高額な偽物を売り付けようとする中国人の詐欺女が潜んでいます。
このブログはそんな中国人詐欺女に騙されない為の知識を知ってもらうために解説していきます。
1円銀貨を本物と称して高額に押売りしようとする中国人詐欺女【ちゆき】のケース
知人の男性Aさん(仮称)は、とあるLINEグループに参加しました。
そこで、ある1人女性と親しくなり、Aさんのことを「ダーリン」等と呼ぶようになります。
Aさんは気を良くしてこの女性に心を許してしまいました。
女性は上海に住んでいるちゆきと名乗る女性でした
1円銀を売りたいという女性がいるんだけど、LINEで会話をしたので見てくれないか
分かりました。会話ログを記録させて頂きます
このちゆきと名乗る詐欺師。
Aさんに偽物1円銀貨を売りつけようと長文を打ってきます。
鑑定書と称する画像も貼り付けています。
もちろん偽物です。
宮津という人物をだしてきました。
言うまでもないことですが、たった数分で話がどんどん進みます。
台本があるのでしょう。
横浜インターナショナルジャパンという詐欺サイトに誘導しようとしてます。
直訳すると、横浜国際日本。
滑稽な社名です。
当然架空の社名ですが、詐欺サイトは存在します。
現物と称する1円銀貨の動画をだしてきました。
いろいろとツッコミどころ満載ですが、後ほどそれは解説します。
こんどは、丹波結衣という人物も出てきました。
日本語文章が所々おかしいです。
ダーリン、雪音の言ってることが理解できますか。
理解できません。
100%偽物なので、断ってください
まじで?!
SNS等でこれみよがしに、中国人系の美人なアイコンを使ってDMが来たり、フォロー申請が来たことがないでしょうか。
100%詐欺といっても過言じゃありません。LINEに誘導するようなメッセージを送りつけてきます。
又、出会い系のLINEグループもこの類です。パートナー探し目的で参加しても「カモが来た」と誘惑されるのがオチでしょう。
Aさんも「カモ」にされたクチです。
この中国人詐欺師、ちゆきの画像を元に、何故偽物なのかを調べてAさんに説明することにしました。
Googleの画像検索で探してみると、古銭販売サイトの銀座コインさんの画像を盗んでいることがわかりました。
PCGSの鑑定書ってのは基本的に書面で交付はしてないはず。
その前にPCGSについて解説します。
PCGSの鑑定書って?どんな会社?
PCGS(Professional Coin Grading Service)は、1985年に設立されたアメリカの第三者コイングレーディング、認証、帰属、エンキャプスレーションサービスです。
コインコレクターにとって、PCGSは信頼性の高い鑑定機関です。
40百万枚以上の現代および希少コインを鑑定、認証しています。
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PCGS
www.pcgsasia.com
自分も過去にPCGSに金貨を送ってグレーディングを依頼したことがありました。
このような流れで、手元のコインを鑑定してくれます。時間はかかりますが、間違いなく信用できる鑑定機関だと思います。
PCGSの所在地は、アメリカの カリフォルニア州アナハイムにあります。もちろん日本に受付をしてくれる窓口となる店舗がありますので、そちらに品物を依頼すると良いです。
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ワールドコインズジャパン
coins.co.jp
ちなみに、2025年現在も自分は1円銀貨をワールドコインズジャパンさんを通じてPCGSに品物を送っています。
鑑定によって、間違いなく本物のコインと評価された品はプラスチックケースに密閉され、PCGS評価のグレードや鑑定書番号が付与されます。
このプラスチックケースは真空状態なので、劣化を防ぎ永遠にコインのコンディションを守ってくれるものです。
PCGSの鑑定に出したものは、このようにプラスチックケースに入って無いとおかしいのです。
中国詐欺女の提示して来た、ゴミ同然の偽物鑑定書
さて、ではこの中国人詐欺女が出してきた鑑定書を検証します
あまりに酷い、偽物鑑定書
- コインの画像は銀座コインさんの画像を流用
- PCGSの鑑定は公式サイトの仕様番号から検索する仕組みになっている。書面なわけがない。
- 書かれている文章がデタラメ
- アメリカカリフォルニア州で鑑定されているはずなのに、文章が中国で翻訳された日本語。
- クオリティが安っぽい。世界に誇る鑑定機関の作ったものと比較対処にならない酷いもの。
あまりに、酷すぎて金縛りです
中国人の提示して来た偽鑑定書を詳しく解説
偽鑑定書に書かれている文章
見出し:明治3年を縦書きで。
本文:明治三年の貿易銀貨。その表面は銀色の点で囲まれ、光芒を放つ太陽で、銀色の点の外側は桜の枝葉で囲まれています。裏面は銀色の点で囲まれた飛竜で、円珠の外側は「大日本、明治三年、一円」の漢字があります。発行数量は非常に少なく、コレクターたちにこのまれており、価格も自然と高くなります
太字になってるところは、全部間違いです。デタラメです
「発行数量は非常に少なく、コレクターたちにこのまれており、価格も自然と高くなります」
↓
鑑定書に書くような文言とはいえない。
PCGSの鑑定書は公式サイトでの価値表示検索にて行う
全て、PCGSの公式サイトでPCGS仕様番号と紐づいており、ネットによる検索でグレーディング情報を見れる仕組みとなっているのです。
この仕様番号は自分にしか判りません。
中国人詐欺師は動画を使ってAさんに手元にある一圓銀貨をアピールしてきます。
ケースに入ってはいますが、裸の一圓銀貨です。偽物鑑定書も隣においています。
説明したとおり、PCGSの鑑定済みであればプラスチックケースに密封されているはずです。
偽物鑑定書がプラスチックケースに入っているのに、目のまえの現物が裸という点で矛盾しています。
AさんにLINEで説明してあげます
この時点で、中国人詐欺師女の言ってることがデタラメだとわかったAさん。銀貨を予約したとメッセージがあったので不味いと思いましたが
断ったようです。
ですが、この中国人詐欺師。そう簡単には引き下がりません。
ちゆきと名乗る中国人詐欺師女の同じグループなのでしょう、丹波結衣が出てきました。
1円銀貨を売りつける元締めみたいな存在のようです。
Aさんとちゆきの話の流れ
- ちゆきはAさんに偽1円銀貨を自分が購入したことをAさんに伝える。
- ちゆき→Aさんに偽1円銀貨がプレミアが付く話をする。
- ちゆきの手元にある偽1円銀貨を見せてもらいAさんはその気になってしまう
- ちゆきは、丹波結衣という女性から購入したことをAさんに伝える。
- ちゆきが丹波結衣をAさんに紹介する。
- Aさんは、偽1円銀貨が偽物だと理解する(当方がAさんに説明したので)
- Aさんは丹波結衣に偽物は買わないと断る ←今ここ
Aさんの背後に古物商(私です)の存在をちらつかせたようです。ちゆきはPCGSの鑑定機関を信用し、古物商の私の言うことは信用するなといいたげです。
”「私たちは権威ある認証を見極めればいいのです。」”
いいこと言いますね。 権威ある認証はたしかにPCGSです。
そして、PCGS同様真贋においても自分は古物商で経験があります。
本物か偽物かを見極め、偽物には手を出さないようにする知識があります。
中国人詐欺師グループのちゆき、そして丹波結衣。
貴方たちが偽物を取り扱っており、日本人を騙そうとしていることは既に明白なのだと。
見極めましたよ。
中国人詐欺師が公開しているWEBサイト「横浜国際日本」
通称ヨコハマインターナショナルジャパンを通報しておきました
ちゆきが購入したと称する中国人詐欺の温床ともいえるこちらのサイト
横浜インターナショナルジャパン
直訳すると、横浜国際日本という社名なのですが。
アクセスしたところ、雑なWEBページでした。
SNSアイコンをクリックしても、この企業の関連ページに飛ぶわけではありません。
使用している商品は全て、無断転載された品です。
サイバー犯罪対策課へ通報してさしあげました。
横浜国際日本 社名の意味が解りません。
このような被害に合われた、もしくは被害を目撃した等の情報はサイバー犯罪相談窓口へ情報提供をお願いします。
サイバー犯罪相談窓口
お金なんてそう簡単に信用して動かさないことだよ
いろいろと、相手の行動に穴だらけなとこがあるから、ある意味わかりやすい
相手はしつこくコンタクトとってくるだろうけど、詐欺師相手に百害あって一利なしだからね
気を付けてください。
ありがとう。このLINEグループは抜けたよ。
この女とも縁を切った
ちなみに、昨年FX投資詐欺で騙されて50万盗られた。
お金振り込んだら、音信不通になった。
手元に現物がないのに、商談にのるとか、簡単に人を信用しすぎ。
その癖直したほうがいいです。 人を見たら、泥棒と思えです
詐欺師のちゆき(千雪)は複数人いる。中国人詐欺師に騙されないように是非拡散を!
ちゆきと名乗る中国人女性、こんな情報が出てきました。
偽名を使い、何人もの女性が詐欺の片棒を担いでることがわかります。
気を付けます
こんどから、やばい話があったら、真っ先に相談してもらったほうがいいです。化けの皮を剥がして差し上げますよ。
一圓銀貨の本物か偽物かの見分け方。(真贋判断)
古いお金とはいえ、日本国内に出回ったお金であることには変わり有りません。
ただ、旧一圓銀貨は中国、台湾で対外的に使われた貨幣希少価値がある為、今回のように偽物も多く出回ってます。
真贋判断のポイントは、適当に作られているか精巧に作られているかです。
とはいえ、歴史的にも古い物なので、経年劣化した品も存在し、見極めるのが難しいこともあるでしょう。
貨幣商協同組合発行の鑑定書や、説明にもあったPCGSの鑑定済なら問題ありませんが、
裸のままの品は偽物か本物か区別が難しいでしょう。
まず、大概偽物と疑ってかかることです。
本物なら、大概鑑定書があるはずです。
- 貨幣の表面の掘り具合のメリハリがはっきりしている。鱗や桐の葉等。
- 側面のギザギザが均等で綺麗に縞が掘られている
- 書体のバランス、文字のめりはり、エッジが綺麗
- 銀の比重値がある
- 直径サイズ、重量が貨幣カタログに掲載されている記載と合致してる。
偽物が流通しては本末転倒なので、重量や比重値はここでは伏せます。
もし、手元に一圓銀貨があるのであれば、最寄の買取店等に持ち込んで観てもらったほうが早いと思います。
ただ、例外もあって。大層大きな名家のお屋敷に住んでる方の土間の地面から壺がでてきて、本物の1円銀貨が10,000枚以上出て来たことがあり、持ってこられたことがありました。
当然、買取金額は1,000,000以上になり、悲鳴をあげたことがあります。
是非、参考にしてみてくださいね
ここまで読んで頂きありがとうございました。