本日、ルイヴィトンのリュックサックをお持ちのお客様が来店されました
一見綺麗でそれほど使用感が無いのですが、実は購入してすぐ、ファスナーが取れてしまったとのこと。
この部分のパーツが紛失していたために、買取金額が減額になりますよとご案内をして、細部を調べて査定を開始してみましたところ。。
メッキ金具の仕上げ、ファスナーもさることながら、縫製、 内張りの素材、背面のいびつな縫い目、そして型番のデタラメな数字
確実に偽物でした。
お客様にヒアリングをしたところ、購入は2020年にフリマアプリサイト、「ラクマ」にて購入したとのこと
お客様のスマホにもその履歴は残っておりましたが、フリマアプリの運営ルールとしては、商品が送られてから受取許可を出してしまうと
そこで、取引は終了となってしまいます。
それに日数もかなりすぎてしまっており、やや不利な状況です。
しかし、そこは遺品査定士である私の出番。
過去に色々と偽物と知らず騙されて商品の真贋調査を依頼してきた経験から
割と受取許可を取った後でも、場合によては運営が偽物を掴まされたことによる対応をしてくれることがありました。
まず、今回の取引履歴が残っていることから出品者のアカウントが明確なので、事務局に当時そちらから本物かと思って購入した事実を説明し
当店による真贋調査で偽物だということがわかったので、なんとかならないか?との旨を掛け合ってもらうようアドバイス。
当店ではその品物が偽物だということをレポートを作ることができるので、その旨も伝え、返金対応してもらえれば御の字、ダメだとしても
アカウント停止に追い込むきっかけを作ることができるだけでも、害虫駆除になります。
今回は、お客様にとっては高い勉強代になってしまったかもしれませんが、ラクマ事務局が今回の件を真摯に受け止めてくれて対応してくれることを
祈るばかりです。
もちろん、偽物だったという証明が必要だと言われればまさに”勝ちパターン”です。 当店から偽物だというレポートを提出し
事実を訴えればいいので。
ネットショップの世界では個人出品者の信頼性がどこまで成り立つのかわかりにくい点もあり、事務局による出品物の検査が行われているわけでもないので、
購入した人が、本物か偽物か見極めなければいけません。
大変敷居の高い話です。
しかしながら、当店のような真贋調査が可能な店を利用しない手はありません。
ルイヴィトンの他にも、上記はトリーバーチの真贋調査をしたものですが、他にもクリスチャンルブタン、プラダ等、
偽物ブランド品を何度か拝見したことがありました。
こればかりは、完全に根絶やしすることができません。
出品物が新品同様の品がそんな安い値段で買えるわけがないと
疑ってかかるべきです。
インターネットでブランド品を購入する際は気を付けて、購入したらすぐに受取許可を出さずに
まず、正規品かどうかを調べてみるようにしましょう
偽物ブランド業者は完全に駆除しなければいけません